⛩その2 雲の文字

 いつもより早く目覚めた朝の出来事です。東向きの小窓から朝日を浴びようと空を見上げたら、変わった形の雲が..

何かの文字に見えたので、あれっと思いよく見ると『えみ』とひらがなが書かれてたんです。

 うそっ?!!何??と凝視すると、その右上の雲の形が、漢字で『百楽 西方』と読み取れました。

 この時、何度もカラスが目の前を横切りなんとも不思議な現象だった為、その意味を探ろうとグーグルで検索してみたのです。

 驚いたことに、奈良県にある「百楽荘」という料亭の西方に中国福建省に実在した門を模した『長寿門』があり、この門をくぐると長寿が約束されると書かれてあったのです。

 なぜ驚いたかと言うと、前日の夜『私いつまで生きるんやろ、自分の寿命が分かればいいのにな。』って夫婦で会話してたからなんです。

 いつもの事なんですが、結構な確率で翌朝には誰かが情報を届けて下さるんです。 

 答えは『長寿』って事なんだと理解しました。

 朝刊、電車の広告、TVのニュース、車のナンバーや地名など、高次元の方が情報をすぐに届けて下さっているようで不思議です。

 その不思議な出来事を体験した午前中、大切な方への贈り物を選ぼうと百貨店に立ち寄ったのですが、入ってすぐの陳列棚に今朝見た雲の文字にそっくりな形状で『百楽』という和菓子が目に飛び込んできました。 

 『はい、キター!!』と思わず心の中で叫びました。結局、その和菓子は購入しなかったのですが、その後、お土産を携えて奈良方面へ向かう電車に乗っていると、あの料亭『百楽荘』の案内看板が見えてきました。

 ここでも、『はい、キター!!』今朝見た雲の文字を2度も見るなんて。 なんとも不思議な体験でした。